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日にち:3月14日  場所:上島

今日は朝から出かけ、お目当てのナンザンスミレにとうとう出会うことが出来ました。草むらの中を歩いていると、優しい甘い香りが漂っていました。香り高い美しい花で、すごく感動しました。苦労して登る山の中で出会うと、本当に来て良かったと実感しました。今日は今までの植物観察の中で一番収穫の多い、幸せな一日になりました。

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ナンザンスミレ(スミレ科):対馬の山野の多年草。

葉は葉柄をもち、切れ込みのある五小葉、あるいは三小葉で、広げると正五角形状。夏葉は長大になる。花に強い香りがあるものもある。開花期は短い。その後は、7月コロまで種子をつくりつづけ、繁殖も旺盛である。分布は日本では対馬のみ。朝鮮半島、中国東北部。対馬にのみ自生しているという事が広く知られるようになり、園芸的価値から最終の対象とされ、最近特に個体数が減少している。実生も簡単であることから増殖が望まれる。(「対馬の自然」より抜粋)