日にち:平成16年11月20日 場所:白谷雲水峡
昼食を3本足杉の近くの河原で摂り、少し歩き始めると、苔の上に白い野生のサザンカの花弁が目立ちはじめました。どこも木立が高くてなかなか花を見ることができませんでしたが、くぐり杉の近くの段差の川沿いで間近に花を見ることができた時には本当に感激しました。
苔とサザンカの花弁 |
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サザンカ |
サザンカ |
リンゴツバキ |
リンゴツバキ |
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3本足杉 |
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リンゴツバキは椿の実(硬石・種子)がリンゴくらいの大きさになります。中の種子は普通の椿と同じですが、外側の硬い部分が分厚くなったのです。と、いうのも、虫が中の種子に卵を産み付ける為、殻を厚くするとまた、虫の針が長くなり、その繰り返しでリンゴツバキの殻はどんどん厚く大きくなっていったのでした。
苔からいろいろな植物が芽吹いています。そして、その苔の種類もすごく豊富で、この1枚の写真にさえも、何種類もの苔が写りこんでいます。
衝撃的な事件は、私のデジカメのバッテリーが充電を満タンにしていたにも関わらず、途中でなくなってしまい、バッテリーの予備を持たず、電池が使えないタイプのカメラだったために、「もののけ姫の森」の苔も、標高979Mの「太鼓岩」に登った時にも、もう写真は写すことができませんでした。そして、体力的にも消耗しはじめたのも、この頃からだったのでした。11時には入山したはずでしたが、下山したのは夕方の5時過ぎていたのでした。ボロボロの状態で車の中で食べた、ミカンは最高に美味しかったです。